導入実績
京都市立病院

「メディマップ無しでは逆紹介業務はやっていけない」
医療機関の独自情報を入力・管理することで、
地域連携室では欠かせないツールに

京都市立病院(京都府京都市中京区)
病床数:548床/地域医療支援病院
メディマップ導入:2021年9月~
インタビュー:2023年8月
<ご担当者様>
患者支援センター 地域連携室
地域連携係長 中田 裕人 さま

メディマップを導入するに至った経緯を教えていただけますか?

以前より地域連携室では、かかりつけ医紹介の運営をどうにかしないといけないという話がありました。
メディマップ導入前はかかりつけ医を探す時に京都府の医療機関検索サイトで個別に調べていましたが、情報が掲載されていない医療機関もあり、ホームページもなく十分に情報がない医療機関をどのように紹介したらいいのかと悩んでいました。

個々人が知っている医療機関を紹介していくしかなく、京都市から離れるとまったく分からなくなっていました。また、対応する職員でもAさんが対応するとよく知っている医療機関を紹介できるのですが、Bさんが対応すると「全然知りません」と紹介できない、というように紹介先となる『医療機関情報の質』も個人差があり担保できなかったので、何か対策を立てたいと考えていました。

当時私が別の病院で働いていた時にグループ内でメディマップを採用したという事もありサービスについては知っていました。また、”メディネットシステム”(院内広報サイネージ)でいろいろな情報を流していたこともあり、「知っている病院で採用しているサービスだし、大丈夫だろう」という気持ちがあったことも導入のきっかけになりました。

他社と比べても、毎月地方厚生局の基本情報からデーターベースを更新しているし、医療機関の廃止・休止などの情報も共有してくれます。やはりデータを作成しメンテナンスし続けるというのは大変労力がかかることなので、そのような情報を自分たちでメンテナンスする必要がないところも導入するにあたり大きなポイントでした。

メディマップの導入後、どのような変化がありましたか?

地域連携室にメディマップがないことを想像してみたらもう戻れなくなりました。随分長くお世話になっていますが、私だけでなく他のスタッフにも、「メディマップなしやったらどうする?」と聞いたところ、「無理ですね(笑)」と言っていました。

地域連携室スタッフ全員がメディマップを使うので、同じような医療機関紹介の対応をすることができます。医療機関の小ネタみたいな情報を仕入れた時は独自情報としてメディマップで管理するようになりました。
独自情報はパソコンで編集できるので、医療機器や処置方法、特別な薬が使えるかどうかなどの情報を入れています。

特に眼科等ではOCT検査があるところか、視野検査であればゴールドマン視野計であるところなのかなど、条件を絞って紹介先を探すこともあります。そういう時のためにいろいろな経験上で「こういうことを聞かれることが多いな」という項目は独自情報へ入力するようにして、検索ができるようにしています。

他にもホームページのない医療機関も仕入れた情報があれば、案内することもできますし、紹介先となる『医療機関情報の質』が担保できるようになったのではないかと思います。

実際のメディマップ活用事例を教えていただけますか?

例えば診察室では患者さんがご自宅の近くや、行ったことのある医療機関を教えてくださるケースもあれば、当院の診療科医師がこのエリアだったらここをご紹介すると決めている場合は、診察室の中で医療機関の紹介が完結している事もあります。 医師から条件に合った医療機関を探して欲しいという依頼は、基本的には地域連携室に流れてくる仕組みになっているため、その際は地域連携室でメディマップを使って対応しています。

メディマップ導入前までは患者様が来る前に調べて、目ぼしい医療機関の情報やマップ画面を印刷して手書きで医療機関名を書くなど下準備をして患者様と確認していました。しかし、確認してみると全然違う住所だったということがよくありました。登録されている住所で調べていて、「そこちゃうねん」と言われたら、今まで印刷した紙や労力が全部無駄になってしまっていました。

現在、事前準備は不要となりました。メディマップをタブレットで使用し、患者様と一緒にじっくり探して最終的には患者様が決定されてから医療機関の情報を印刷して渡すことができています。

逆紹介を受け入れてくれない患者様にはどのような対応をすると納得して受け入れてもらえるのでしょうか?

診察室である程度説明をして納得された方や、詳しく話を聞いてみようかなという方が地域連携室に流れてくるので、診察室で断られた場合には地域連携室へ患者様が流れてこないようになっています。もちろん診察室ではしっかり話を聞いていたとしても、地域連携室に来てから文句を言われる方も一定数いらっしゃいます。

保険制度の仕組みなどを説明しても、あまり納得はされないですが、『待ち時間が短くなる』『自宅の近くで気軽に通院することが出来る』というのはメリットとしては大きいと思いますし、土曜日も開いていたりすると働いている人は通いやすく、少し体調が悪くなっても駆け込めるようになると思います。

私たちも開業医の先生とコミュニケーションを取る事は多いので、あまり知らない医師だと紹介しづらいですが、当院のOBの医師であるとか、通常では掲載されていないような情報も伝えながら患者様のメリットになる点をアピールして逆紹介することで「それなら安心できるんで、そちらにいってみようかな」となる場合があります。

これからの地域医療連携の展望や課題があれば教えていただけますか?

地域連携室としての業務スキルを向上させるという課題はあると思います。

現在予約も取っておりますが、その中でもミスがあったり、いろいろなことが起こるので、やはり素人で対応するのは難しいなと思っています。 開業医の先生とはしっかり連絡を取って早く返事を出来るようにならないと、いざ営業に行っても「予約の返事が遅い」とご意見をもらったりもしますし、「紹介したけど全然受け入れてくれないじゃないか」と言われてしまうこともあるので、しっかり院内体制を整理してから外にアピールしていく方がいいのかなと思っています。

私は前の病院から換算すると、メディマップというサービスができた当初の約9年前から関わらせてもらっています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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