地域医療連絡室(JUNC)のご紹介
地域医療連絡室JUNCは『JUNCTION』の頭文字から命名した1994年に発足した部署です。
“人と人、病院と病院など全てを繋ぐ”,“イレギュラーな対応もレギュラー化して対応しよう”というコンセプトのもと、多くの部署と連携を取りながらお互いの役割を知り、顔の見える関係づくりをしています。
“顔の見える関係性”を大切に、
紹介医・かかりつけ医との関係性を深く築き上げ、「断らない医療の提供」を徹底!
聖隷浜松病院(静岡県浜松市中区)
病床数:750床/地域医療支援病院
メディマップ導入:2022年3月~
インタビュー:2022年10月
ご担当者様:地域医療連絡室JUNC 室長 滋野 智也 さま
地域医療連絡室JUNCは『JUNCTION』の頭文字から命名した1994年に発足した部署です。
“人と人、病院と病院など全てを繋ぐ”,“イレギュラーな対応もレギュラー化して対応しよう”というコンセプトのもと、多くの部署と連携を取りながらお互いの役割を知り、顔の見える関係づくりをしています。
これまでも「紹介医・かかりつけ医を大切にする取り組み」をいろいろとおこなってきましたが、このコロナ禍で特に3つの点が変わりました。
メディマップを導入する背景として、2022年度のBSCで逆紹介を推進すると掲げた事がありました。
かかりつけ医を紹介するための共通したツールがなく、『遠方の医療機関をどのように紹介するのか』『在宅の訪問診療をしている医院をどう探すのか』『診療の材料をどのように対応している医療機関なのかがわかりにくい』などの課題がありました。
これまではエクセルデータを積み上げて、限定的に利用していましたが、最新情報をタイムリーに更新できていないという状況でした。
独自のエクセルデータを管理し、限定的に地域連携システムを使っていることもあって、院内の皆が共通したシステムを使えないという課題もあり、メディマップを導入することになりました。
メディマップ導入の目的として「逆紹介数の増加により紹介受診重点医療機関を目指す」「逆紹介、かかりつけ医案内を地域医療連絡室と看護部門などで共通のツールで対応する」という思いがありました。
メディマップの良いところは、検索操作が簡単で誰でも使用できる、患者様の自宅近くから医療機関までの行き方も表示してくれる点です。
開業医の場所を地図上でわかりやすくマッピングもしてくれるので、施設種別や連携医療機関で色分けされた情報をもとに開業医の先生とより深く連携していきたいと考えています。
新規開院、閉院の情報を毎月発信していただけるというところは大きなメリットです。
また、開業医に対して診療科ごとの対応可能な診療内容といったアンケート調査を実施しても、初期の入力作業についてはメディマップさんが対応していただけるので大変助かりました。
患者様にとっても地図上の視覚的なわかりやすさは大きいと感じてます。
それに加えて、医療機関情報の一元管理が出来る点、当院独自で管理したい情報の蓄積が可能だという点、事務的に手間が少ないという点も大きな導入のメリットと思います。比較的低コストで使用できるところも評価できます。
今後の逆紹介の取り組みとして、全診療科でメディマップの使用を展開し、患者様自らがかかりつけ医を検索できる環境づくりもつくっていきたいと思っております。 それによって、1日に20~25件程度の逆紹介対応をできることを目標にしております。
地域医療連絡室JUNCは、院内・院外の様々な人と人、情報、業務などを「つなぐ」核となる部署です。
開業医からの希望・要望をいかに通常のルートに乗せられるかを考えながら日々の業務に携わっています。
「連携」のキーワードは「お互いの役割を理解する」ということだと考えております。難しい要望もたくさんありますが、開業医の要望には可能な限り対応していきます。
自院の医療を可視化してわかりやすくし、紹介につなげていく取組みをおこない、アクセスポイントとなることを意識して、様々な局面に配慮できる連携人材の育成に励んでいきたいと考えています。
今後も当地域の医療連携を進めていくにあたって、地域に出ていく地域医療連絡室でありたいなと思っておりますので、今後ともご指導いただければと思います。
導入前のご相談も行っております。お客様の課題を伺ったうえで、よりよいご提案内容を提示させていただきます。お気軽にご連絡ください。