導入実績
京都第二赤十字病院

逆紹介を推進する為にまず環境整備からスタート 近隣医療機関との信頼向上や患者様・院内スタッフへ、逆紹介の啓蒙活動を日々コツコツと取り組んでいます

京都第二赤十字病院(京都府京都市上京区)
病床数:667床/地域医療支援病院
メディマップ導入:2021年9月~
インタビュー:2023年5月
<ご担当者様>
地域医療連携・入退院支援室
地域医療連携・入退院支援課長
田淵 宏政 さま

メディマップを導入するに至った経緯を教えていただけますか?

メディマップを導入する前から逆紹介を推進する動きはありましたが、逆紹介の際には厚生局の情報や、病院地図検索の【医者どこネット】というサイトで調べて紹介していました。

この方法の問題は、『登録医を選別できないということ』『診療科等の詳細情報を調べることがかなり非効率であるということ』でした。

また登録医を紹介する際に、他の病院では印刷した用紙を用いて紹介されている事も多いですが、当院はそれもできていない状態でした。そのためまずは『近隣医療機関や登録医との信頼性を構築するため、病院として環境整備と体制を整える』という課題解決のためにメディマップを導入しました。

メディマップの導入後、どのような効果がありましたか?

導入後には次のような効果を感じています。

  1. ➀ 近隣の医療機関の検索がとても速くなった
  2. ➁ 今まで紹介をいただいていたが登録医ではなかった開業医について情報整理を行うことができ、登録医が100施設ほど増加した
  3. ➂ 地域医療連携推進室としての管理業務の幅が出来た
  4. ➃ サイネージシステムについて開業医(医師、勤務スタッフ)から問合せをいただくようになった

➂については、登録医の管理、逆紹介推進などが徐々に進んでおり、環境整備の部分でしっかり体制としてできているのかなと感じます。
➃については、開業医で勤務される看護師さんや、開業予定の先生などからサイネージを院内で見かけられた際に「掲載するにはどうしたらいいのか」と問い合わせをいただきます。

サイネージシステムで地域の登録医を紹介するということは、それを患者様に見てもらうだけではなく、『開業医に対する病院の誠意ある姿勢を示す』ということが大事であり、個人的には必要性が高いと感じます。

実際のメディマップ活用事例を教えていただけますか?

逆紹介を推進していくためにも、まず環境整備をしていく必要があるということで、メディマップさんにもご協力いただき次のような取り組みをおこないました。

  1. ● 『診療項目チェックシート』を作成、各診療科が逆紹介するために必要な項目を整理
  2. ● それを基に開業医の情報収集を実施
  3. ● 収集した情報をメディマップに登録し、医療機関MAP検索を活用した逆紹介を実施

また、環境整備に合わせて地域連携に関する資料も作り直しました。初診患者全員に配布して逆紹介を推奨するチラシについて、『2人の主治医』と言葉を変えて作成しました。

裏面にはQRコードを掲載してすぐにホームページから登録医一覧をみることが出来るようにしています。今までホームページでは登録医のPDFデータを掲示しているだけでしたが、メディマップの登録医一覧ページを活用することで、より患者様にも逆紹介推進のアピールに繋がっていると思います。

このように、院内の各診療科にも逆紹介を推進するというアピールを行い、患者様側のご理解を深めるといったことを取り組んでいます。

『診療項目チェックシート』はどのように使用されているのでしょうか?

かかりつけ医サポートセンターにて逆紹介をする際に使用しているのが『診療項目チェックシート』になります。各診療科にて『紹介先となる医療機関の地域・エリア』『紹介状の有無』『必要な診療内容で当てはまる項目』などにチェックをしていただき、患者様がかかりつけ医サポートセンターへ行っていただくという流れになっています。

電子カルテに保存しており、各診療科の先生、外来看護師でも打ち出すことが出来ます。各診療科の統一ルールとしていますが、必ずしもかかりつけ医サポートセンターで逆紹介を行うという訳ではなく、診療の際に先生が知っている診療所様へ紹介される時もあります。

これからの地域医療連携の展望や課題があれば教えていただけますか?

まず、連携窓口となっている地域連携課の体制の問題です。『いかにスムーズに予約が取れるのか』『返書がしっかり管理できているか』『緊急当日受診に対応できるのか』といった開業医のニーズに応えることが課題です。

以前開業医にアンケートを実施したところ、『患者様が返ってこない、戻ってこない』という意見が上がってきました。そのため『逆紹介を推進すること』は、常に求めていかなければならないと思っています。

もう一つは、院内診療部での地域連携の紹介・逆紹介に対する理解を向上し、意識を持って行動してもらうという点です。この点は連携窓口になっている地域医療連携推進室がどのように院内で影響力を持って発信していくかが一番重要です。

どのようにして環境を整えるのか、院内の意識を高めていくのかは地域医療連携推進室の永遠の課題です。意識を持って院内で影響力を発揮し、発信し続けていく事がポイントだと思います。

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